金麦を飲む

無職になったので、日記をつけようと思います。

無職日記 2日目

今日はメイクを落とさずに寝てしまっていた。だめだなーと思いながら、まだ落としてないまま。

9時過ぎに起きて、ああこれは、働いていたら遅刻確定の時間だぞと思いながら、でももう働いてないからな、と思うこの一連の感情の流れ。

いつまで感じるんだろうと思いながら、昨夜酔っぱらいながら買った白菜の漬物をもそもそと食べた。


そうこうしているうちに、明日遊ぶ予定の人からメッセが来た。

「いつまでそんな生活?」といきなり来たので、驚いて読み返すと、昨夜会社を辞めたことを伝えていたのだった。

これにはどう返すべきかと、防弾チョッキの襟を正しながらひとまず「お説教モードですか?」と返したところ、慌てた様子で、確かにそう見えるけどそういうつもりじゃなかったというお詫びの連絡が来た。

単に、いつまで休暇を取るのか、聞きたかった様子。

そういえばこの人はいい人だったと思い出しながら、防弾チョッキの錆びたボタンを眺めた。


やりとりをしていると、お互いの名字のルーツや、私が年末に行った場所の写真や、酔っぱらっているときの人の状態に関してあれこれ話した。

私は、酔ったときに本性が現れる、みたいな言説にあんまり納得してない。

酔ってないときも、酔ってるときも、その人の本当であって、なにも酔ったときだけ本当ポイント高く設定する必要はないと思う。

みたいな話をしたら、「酔うと、本当の酔った自分が出ると思うよ」と言われた。

なんだこれはと思って「そりゃそうだ」と返したら、相手は「何も言ってないに等しい」と自分で言っていた。

こういうところが、この人と話してて楽なところだなと改めて思う。

顔は好みじゃない。