無職日記 5日目
昨日は無事に6時に起きた。正確には6時過ぎだけど、きちんと間に合うように起きられた。
早くに起きて、少し多めの荷物を抱えて、板橋区の方に行った。
お金をもらうわけではないけど、今の私の仕事のひとつではある。それとも、お金をもらうわけではないなら、仕事とは言えないのか。
無償の仕事って成立するのか、と思って検索してみたら、永六輔がまさに『「無償」の仕事』という本を書いていた。なんというタイミングだ。と思ったけれど、タイミングを合わせに行ったのはこちらで、この本は、ただ世の中に存在していただけだ。
ーー『「無償」(ただ)の仕事』というタイトルを誤解しないでいただきたい。僕の場合、決して、立派な「無償の仕事」ではない。落語のなかのセリフだが「いただけますればいただきますがいただけませんければいただきません」に通じている。ーー
いただけますればいただきますが、いただけませんければいただきません。まあそうだなと思う。
この本はボランティアのことが書いてあるみたいなので、少し違うのかもしれない。
あらゆる本はいつでも私の話し相手になってくれて、だから私は一人じゃないし、ずっと一人でいるような気がする。
「無償の仕事」が終わったのは17時で、途中、ハムと玉子のサンドイッチと、おにぎりを二つ食べた。
久々にコンビニの主食系を食べた。
働いていた頃の、そのまた一時期は、朝ごはんによくこういうものを食べていた。
今は基本的に自炊してしまうからか、コンビニの米やパンを買うことがほとんどない。
働いている人と無職の人の買い物は違うんだなと、他人事のように思った。
用事が終わってから、関わった人たちで新宿で飲んだ。大体5人ほど。
飲み放題1500円の店と、次の店と、二軒行った。
会話はもっぱら、先ほどの仕事の話で、無職のくせに充実していた。
飲んで帰ってくる途中、ぱらっぱらに酔って、コンビニで冷凍のお好み焼きと、ウーロン茶とりんごジュースを買って、帰ってすぐに寝た。
さっき、コンビニの主食系をほとんど買ってないと書いたけど、そういえば冷凍のお好み焼きはめちゃくちゃ買ってる。たらふく飲んで帰ると、なぜか食べたくなる。
名古屋に住んでいた小学生の頃、冷凍のたこ焼きが大好きで、お母さんにたこ焼き食べたいとねだってはチンしてもらい、たいらげて、もうない、たこ焼き食べたい、とまたすぐねだってたことを思い出した。